無添加住宅 横浜中川

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住宅建築と大工の仕事

Chap.1 仕事を覚える事。

2019.02.09

 

__それでは親方、本日から始まるインタビュー、よろしくお願いします。

 

親方 よろしくお願いします。お客様に我々の仕事の事が少しでも身近に感じていただけるように頑張ります。

 

__さて親方、大工の仕事に就かれたのが15歳の時と伺いました。ずいぶん早くから修行の道に入られたのですね。

 

親方 はい。とにかく勉強が嫌いだったし(笑)、早く働きたかったから誘われたときは一切迷いも無くこの道に入りました。

 

__9歳年上のお兄さんが東京で一人前の大工になっていらっしゃったそうで。

 

親方 はい。ただ兄も未だ若かったので、我々の叔父にあたる親方の弟子として働いていました。私もそこに住み込みで弟子入りしました。

 

__それまで育った環境から一変。15歳の上京したての少年としては辛かったのでは?

 

親方 はい、弟子たちが大勢いた中での生活でしたが、この世界、1秒でも早く弟子入りした方が兄貴ですから、兄貴には何でも従うのがルールです。時には不条理なこともありましたね。

 

__今ではあまり想像がつきませんが、厳しい職人の修行の中でどのようにして技能を習得していったのですか。

 

親方 まあ、当然研修なんてないし手順を踏んで教えてもらうこともない。与えられた雑用を一日こなす毎日が続く訳です。「見て覚えな」だけです。だから、親方がやっていることに必死で目を凝らすんです。着工から完成までの長い工程だって、今のような工程表もないですから、1軒の家を建てる作業を全て、手順も含めて頭に叩き込まないといけなかったんですよ。

 

__今のような「学習ツール」が全く無い中で修行されてたんですね。

 

親方 はい。ただ唯一例外がありました。墨付けです。

 

(次回は、墨付けのお話に続きます)