2019.04.06

Chap.7 現場はチームワークが全て

住宅建築と大工の仕事

(前回からの続きです。)

 

聞き手  創業当時はリフォームの仕事をいただくことが続いたとのことでしたが、新築住宅の第1号はどのように受注したのでしょうか。

 

 

親方  はい。以前手間受け大工で仕事をさせていただいたお宅のご親戚にあたる方がクロス屋さんで、たまたま現場で一緒になったんです。その時に「家を建てたいんだけど、あなたにお願いできないか」とおっしゃってくれました。ただ、お世話になった住宅会社を通じて知り合った方なので、「その会社の許しをいただければお引き受けしますと」お応えしました。とてもありがたいことに許しをいただきまして、新築住宅をお引き受けする運びとなりました。

 

 

__さぞ嬉しかったことでしょう。

 

 

親方  はい。大分入れ込んだので全く商売にはなっていなかったと思います(笑)。現場に入る全ての職種の職人に妥協を許さなかったので、支払いが想定外に増えたんですね。でも施主様にはご満足いただいたので、ほっとしました。

 

 

 

※創業当時に建てたお住まい。2枚目は築25年経った写真。無垢の木が艶を増し素敵な風合いを醸し出しています。

 

 

__でも、ご協力なさった職人さんたちも厳しい現場責任者のもと、大変だったでしょうね。

 

 

親方  はい。でも創業直後のリフォーム工事の時も含めて、様々な業種の職人の皆さんがとても協力的に取り組んでくれました。それはとても恵まれていたと思いますし、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。いまではほとんど息子の代に変わったけどね。

 

 

__そんなチームワークが評価されて仕事の依頼が続いたんでしょうか。

 

 

親方  そうですね。住宅工事は大工が目立ちますが、本当は様々な職種のチームワークが大切なんですね。基礎が完璧に水平になっていないと、どんなに大工が精密な仕事をしても家は傾きますよね。上棟後は、屋根、電気、設備、給排水など様々な職人が現場に入りますが、お互いの工事の進捗や状態を見ながら進めないといけない。阿吽の呼吸が求められます。段取りが上手でないと互いに迷惑をかけるし、不測の事態に臨機応変に対処できる判断力も必要です。

 

 

__なるほど。それは現場に入らないと分からないことですね。工場の生産ラインでつくる訳ではないですしね。急に天気が変わる事もあるでしょうし。

 

 

親方  そうですね。いろいろと他業種の職人さんたちには助けられました。また、きちんと仕事をすれば途切れないんだなと、若いなりに思いました。あとはこだわりを持って仕事をすることは心がけていました。仕事の品質には安心してもらっていたと思います。ただ一言だけ、設計担当のカミさんが営業を頑張ってくれたことは、ここで言っておきます(笑)。

 

※製図台に向かう、当時の平原良子。

 

(アイ創建の歴史は新技術へのチャレンジの歴史でもあります。そんなエピソードを次回お伝えします。こちらからジャンプします

 

 

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