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住まいと疾患

シックハウス症候群って、いったい何?

2019.01.28

こちらの記事にて、シックハウス症候群や化学物質過敏症へと至るプロセスを簡単にご説明しました。

 

今回は「シックハウス症候群」そのものを正確にご理解いただくために、いったいシックハウス症候群とは何なのか?についてご説明します。

 

シックハウス症候群は医学的に確立した単一の疾病というよりも、「住宅由来の健康障害の総称」です。(1)皮膚や眼、咽頭、気道などの皮膚・粘膜刺激症状、あるいは、(2)全身倦怠感、めまい、頭痛・頭重などのつらい症状(不定愁訴といいます)が現れます。原因については、建材や内装材、家具などから放散される揮発性有機化合物(VOC)が指摘されています。

 

接着剤やプラスチック系の建材で使用される様々な有機化合物は、常温で気化する性質、つまり揮発する性質があります。例えば、マニキュアを落とす除光液の蓋を開けるとツーンとした臭いがします。これは除光液の中のVOCが揮発して鼻の粘膜が刺激されたからなのです。建材に含まれるVOCも、同じように空気中に放散されているのです。

 

最近の住まいは気密性能が高いため、換気を怠るとVOCが室内に充満します。

 

知らず知らずのうちに、日常生活の中で空気中のVOCを呼吸を通じて体内にどんどん取り入れる。いつの頃からか、倦怠感や頭痛が慢性化したのだけれど原因がわからない。そして、いろいろ調べるとどうやらVOCを原因とするシックハウス症候群の様だ。

 

このようなプロセスを経てシックハウス症候群を患う人が多いのです。VOCの中でもシンナー臭の様な臭いがすればしっかり換気するでしょうが、最近は臭いがしないVOCが新建材に使われています。だから‪、気づかぬうちにVOCを吸い込んでしまうリスクが高いのです。

 

皆様のお住まいにおかれましても、しっかりと換気してVOCが充満しないようご配慮下さい。

 

(次回はVOCに対する国の指針について触れます)