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子供の生きる力を育む[場]作りの達人たち

YKG60-自分軸を大切にできる人でいよう(3)

2019.04.26

 

 

皆様こんにちは。

 

 

YKG60のお話。第3回目です。

 

 

YKG60のパンフレット表紙です

 

YKG60とは?

矢掛町(岡山県小田郡)に住む小中高生有志が、地域の課題解決や活性化に自主的に取り組んでいるグループ。ちなみに、この“60”とは、矢掛町合併60周年の年に結成されたからだそうです。

 

 

 

 

前回ご紹介させていただきました「YKG60(やかげ小中高子ども連合YKG60)」共同代表の井辻美緒さん。

 

 

 

 

実は、井辻さんにお話を伺う度に(あ!私も!)って思えてしまうことが多かったのですよね。

 

 

自分軸を大切にできる人でいよう。

 

未知の町で、最初は「○○の嫁」だけだったこと、子どもが3人授かったこと、30代で布ナプキンに出会って快適に使用していることだけではなく(布ナプキンの話は前回の記事をご覧ください)、中学時代の部活動も同じ、その時に味わった困難も同じ、そのことが後々の人格形成に深く関与してしまったことも同じ、そのために「他人軸」を一番に考えるようになったことも同じ…。

 

 

だから、より一層共感できるのかもしれませんが、今回改めて「もっと自分軸を大切にできる人でいよう」と思えました。

 

 

「自分軸を大切にできる」ことができるようになった井辻さんだからこそ、無理がない!そして、いつもとても楽しそう!ココ大事ですよね。

 

 

「“自分にとって居心地がいいコト”を、子どもたちにも、見つけてもらいたい!」こう思えたからこそ、子どもたちの居場所作りに目が向けられたのだと思います。

 

 

「自分軸を大切にする=わがまま、無責任、不干渉」などではない!ということがよくわかりました。

 

 

 

行政任せではない参加者一人一人の気持ちが一つになる。

 

「子どもたちの居場所作り」に関して、行政は、「中高生が地域課題の解決やまちづくりに積極的に参画できる活躍の場を創出することで、郷土愛への愛着心の醸成や地域定着・Uターンを促進し、地域創生を支える人づくりを推進したい」と主張されてはいますが、推進にあたっては民間のキーパーソンが不可欠。

 

 

だからと言って、自分がキーパーソンになるなんて、相当ハードルが高いこと。でも母として、

 

 

「ここは我が子にとっての故郷。毎日が居心地良く過ごせますように」

 

 

という願いは誰しもが持っているもの。では、「ここは子どもにとってステキな故郷」にするために、具体的に何をどうすればいいのか…。これはなかなか難しいところです。

 

 

私は我が子たちがまだ小さかった頃、「回覧板をお隣さんへ持って行くことやご近所へのお使い事は子どもの仕事」にしていました。その理由は、私も主人も「よそ者」でしたので、子ども自身が地域の皆さんと直接会って少しでも多くコミュニケーションをとりかわいがってもらいたかったからです。

 

 

おかげで我が子たちはご近所さんと会えば、挨拶をするだけではなく、にこにこと雑談をしたり、たまに遊びに行ったりできる間柄になっています。時には、私よりもご近所さん情報をつかんでいることも…(笑)。

 

 

田舎だからということもあるでしょうが、両親の地縁血縁が無いにもかかわらず、ご近所さんたちとよくコミュニケーションが取れているなぁと、我が子ながら感心します。

 

 

何かの拍子でお役に立てることがあれば、子ども自身、もっとここで暮らす幸せを実感できるのでしょうが、なかなかそこまでは…大人のサポート加減って難しいものです。こちらがお膳立てし過ぎるのは「やらされ感」しか与えませんし…。

 

 

だからこそ、子どもが楽しく自発的に張り切って、地域の課題解決に挑戦できる機会を創出した井辻さんをとても尊敬しています。

 

 

 

 

写真は2018年10月の地方新聞記事ですが、西日本豪雨被害で被災した生徒のためにYKG60が主催するカフェとあります。2018年8月の豪雨で甚大な被害を被った岡山県ですが、災害後の生徒児童のメンタルケアのため、子供たち自身が自分たちにできることを話し合い、このカフェが実現しました。

 

 

 

それ以前の2014年5月17日には、矢掛町合併60周年記念事業「矢掛で育つ子どもの未来についてはなすカフェ」が開かれています。地域の大人から子どもまで総勢60人が参加。年齢、性別、肩書などの垣根を超えて交流しました。

 

 

大人からは「地域のことを真剣に考えている子どもがこんなにいることが嬉しい」

 

子どもからは「おもしろい大人がたくさんいることがわかった」などなど感想がありました。

 

 

子どもたちの間で「地域の中でもっと活動したい!」という声が多く聞かれたことから「YKG60 」が生まれたとか。

 

会議の風景

 

 

絶妙な距離感で子どもたちに任せている(ご本人は「放牧」と言われていました)井辻さん。ご自身が自分軸を大切にできるからこそ子どもたちにも、「自己実現」、「居場所がある」、「承認される喜び」を感じてもらいたいと願うからこその「放牧」。

 

 

しかし、この「放牧」って難しいですよね。ただ、楽しかったらなんでもOKではいけないですし、大人の都合に合わせてあれこれさせるのは、全く意味がない。

 

 

とにかく、じっくりと話を聞きコミュニケーションを取りつつ、じっくりと振り返りながら、今でもより良い「放牧」を模索中だとか…。

 

 

子供たちだけで考えてもらいます

 

 

「郷土愛を持った人を育てておけば…」という仮定と、「郷土愛を持てる子どもを育てるためには…」という問題提起。日本全国津々浦々で取り上げられているこの投げかけに対し、ご自身の経験学習をベースにぶれずに活動されている井辻さん。

 

 

前回のインタビュー記事では、「YKG60」誕生秘話をご紹介いたしましたが、次回は、子どもたちの豊かな発想や行動力を引き出している「YKG60」の軌跡をお伺いいたします。

 

 

画像は「YKG60」様よりご提供いただきました。ありがとうございました。