子供の好奇心を満たす本の置き方、つまり子供が思わず本に手を差し伸べたくなる本の置き方は、ずばり、背表紙ではなく表紙を見せる本棚です。(有名なので、皆さんご存じだったかもしれませんね)。
カフェや書店でも、最近ではよく見られます。商業建築では設計段階からそれを意図していますが、住宅の場合、完成してからそれをしようとすれば、意外に難しいことに気が付くと思います。このようなタイプの本棚は市販されていますが、インテリアとして調和するかどうかの課題もあります。
そこでご提案したいのが、幅90cm程度の壁を利用した本棚。床から2m程度の高さまでに、表紙を見せて並べられるように細い受け材を水平に取り付けていきましょう。当然、将来不要となった場合を想定して、取り外しやすい様に取り付けます。そうすれば、お子様の背丈の伸びに対応できる本棚となります。さらには、大人用の本が高い位置に置けますね。
絵本の場合、本の背表紙は文字だけですが、表紙には絵も入っています。子供に入る視覚情報が多い分、子供が手に取りやすいですよね。皆様のご家庭でも、如何ですか?